目指せ海外医学留学

 初めまして。地方で勤務医として働きつつ臨床研究を行っている循環器内科です。専門分野はカテーテル治療で虚血性心疾患や弁膜症治療に携わっています。私自身、循環器内科として働いて10年近くになりますが一個人として心筋梗塞、心不全、心停止の患者さんなどの治療に関わりとてもやりがいを感じる日々を過ごしています。

 最近ではTAVI(経皮的大動脈弁植え込み術)を始めとした弁膜症のカテーテル治療にも関わり、患者さんの症状の劇的な改善を低侵襲な治療で行えるということに感嘆しています。現在、日本の弁膜症に対するカテーテル治療は大動脈弁狭窄症や僧帽弁逆流症に対する治療が主流ですが、ヨーロッパやアメリカでは上記以外の疾患でも弁膜症に対するカテーテル治療の発展が著しく次々に新しい治療が開発・施行されています。学会や海外の論文で新しい弁膜症に対するカテーテル治療を見たり聞いたりする度に海外留学に対する思いが沸々としている日々です。いずれ日本にも様々な新しいカテーテル治療が入ってくるものと思いますがTAVIが日本に入ってくる前にヨーロッパ留学をされ日本で導入期に治療に関わった先生方の話を学会で聞いたり、現在ヨーロッパでまさに新しいカテーテル治療に関わっている日本人の先生の話を聞いていると、こんな医師に自分もなりたいという思いが高まってきました。

一方、循環器内科は緊急疾患を多く扱う領域であるため臨床に忙殺されがちです。日々の臨床をこなすだけで精一杯なことも多々あります。自分もその忙しい臨床の合間で隙間を見つけながらなんとか臨床研究を行なっています。

治療の効果及ばず患者さんが亡くなってしまうこともあり多忙なゆえ医師が燃え尽きてしまうことの多い科の一つでもあります。以前私が働いていた病院で研修医時代からお世話になった循環器内科の先輩がいました。年間アブレーション,PCIを100件ずつする程ハイパーで、患者さんへの思いも強く本当に尊敬していた先輩でしたが、その方が燃え尽きてしまったのはかなり衝撃的でした。またせっかく循環器内科の世界に入ってくれた後輩も色々な辛いことが重なり去っていってしまうこともしばしばありました。毎年入ってくれて循環器内科の専門研修をしている後輩にはそんな思いをしてほしくないと自分もまだ若輩ながら伝えれるものがあれば、伝えたいと思っているところ日々であります。

そんな中、今の私の医師としての目標はヨーロッパに海外留学し、そこで日本ではまだ導入されていない治療に携わりそれを自分の病院に持って帰り地元の医療の発展に貢献するというものです。私みたいな地方の病院で海外留学を目指すという前途多難な夢を叶えるためにどうしたらいいかと、ビジネス本を始めとして本を読むことが多くなってきました。本というものは素晴らしいです。よく言われていることですが、本を読むと現実では中々会えない世の中の成功者達にたった千円、2千円程度払えば会えることができます。医師をしているとどうしても狭い世界の中で生きがちになってしまいますが、本の中では色々な世界で第一線で活躍している方の話を聞くことができます。このような第一人者の方達でも成功を収めるまでに色々な失敗を繰り返していますが、それを乗り越えて成功を達成されています。その中で夢を叶えるための秘訣・考え方などとても多く感銘を受けることがありました。この素晴らしい本の中の考えを自分だけが知るだけでは勿体無い、同僚・後輩だけでなく夢を叶えたいと願っている人・まだ将来のなりたい理想像が決まっていない色んな人達にも共有できればいいなと考えるようになりました。あの時、辞めていった後輩にもこの本を教えてあげれれば良かったという後悔の念もあります。

このブログでは夢を叶えるために手助けできるような本を紹介したり、自分の海外留学へ目指すロードマップを共有したりしようと思っています。自分自身まだ何も達成してない夢半ばの半人前の医師でありますが、海外留学に興味があったり多忙な臨床に追われて将来の夢を考える余裕もないような医師、あるいはまだ明確な将来像が決まっていない研修医の先生・医学生および医者を目指している学生さんなどにかかり火となるようなブログを作れたらなと思っています。それが引いては将来の地元の医療および日本の医学の発展にも少し役に立てられればなんて大袈裟なことも少し思ったりもしています。ぜひこのブログを読んで頂ければ幸いです。

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